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黄琴の裏設定的なものをまとめてます。

二次創作等には使っても使わなくてもいいです。

黄琴海月

前の持ち主はまひろの遠い親戚です。海月を忘れたわけではなく、病気で海月の相手ができなくなりそのまま何も知らせることなく亡くなりました。

クローゼットにしまわれていた海月はそれを忘れられたと勘違いして、今でもいつかまた会えるのではと期待してるとか。

海月が少しおバカなのは、長年クローゼットの中で誰に見つかることもなく、ほこりをかぶっていたことによる経年劣化です。所詮人形なので、手入れもせずに放っておけばそれなりに壊れます。

同じく経年劣化のせいで、前の持ち主の顔や名前は思い出せなくなってしまっていますが、一緒に居て楽しかったことや嬉しかったこと、教えてもらったこと、前の持ち主が大好きだったことはちゃんと覚えています。

また、狭くて暗いところに一人でいるとひどく不安になります。

幽霊や妖精の類が見えるようです。(本人いわく「自分もおばけみたいなものだから」)

黄琴真月

黄琴海月の前の持ち主です。 容姿が少しまひろと似ています。

とある屋敷で一人暮らしをしていましたが、若いうちに病死しました。

黄琴まひろと血縁関係。ただし真月の生前はお互いに面識はありませんでした。

明るくフレンドリーでイタズラ好き。少し寂しがり屋。

天才肌で文武両道でしたが、多少軽率な言動が目立ちます。天然か策士か。

妻子がいたこともあるようですが、二人とも彼より先に亡くなっています。

いつでも傍らにいてくれる親友を求めて海月を作りました。

現在は幽霊として海月のいる屋敷をうろついてまひろを驚かせたり、気まぐれにどこかに出かけたりしているようですが、海月に正体を知られるのは避けたいようで、ほかの黄琴(主に人形達)の前では「新月」と名乗っています。

幽霊ですが、自分の意志である程度ものに触ったりすり抜けたり、霊感のない人に姿を見せたり見せなかったりがコントロールできるようです。

 

黄琴影

かなり自尊心がないです。見た目に反して人生経験がほぼないので、自分は無知だと思い込んで、本を読み漁って知識を得ようとしていますが、本人が気づいていないだけで、かなりいろいろな知識をため込んでいます。​一度覚えた漢字や言葉はほとんど忘れないなど、かなりの記憶力がある模様。

まひろが影を作った時の「海月を幸せにしてほしい」という願いが影の性格の一部を作っているため、影はどんなに酷い喧嘩をしても海月を嫌いになることができません。

シュシェのことも家族として好きですが、なかなか素直になれず喧嘩が目立ちます。

海月同様、幽霊や妖精の類が見える模様。

髪の毛のしっぽのような部分をある程度自分の意志で動かせるようです。象の鼻のようにものを持ち上げたり、自分の近くに引き寄せたり、結構器用に使います。
他人をよく見ており、エリカの原材料や新月の正体に予想がついていますが、自分が言うべきことではないと思い黙っているようです。
(というかぶっちゃけどうでもいい)

海月と影の性格について

海月と影は、作り手の性格や作るときに込められた願いが性格に強く反映されています。

海月は明るく元気で、影は自分の表情を消したがるのも、作り手の性格が影響しています。

黄琴まひろ

人形達の保護者として、しっかりとしていて落ち着いた大人でいようとしていますが、中身はまだまだ拙さが目立ちます。たまに年相応にはしゃいで、あとから少し恥ずかしくなります。

大人っぽさを出すために演技がかった喋り方をするため、どうにもこうにも胡散臭くなります。自覚はしていますがなかなか直りません。

実はそこそこ由緒ある家柄に生まれていたり。跡継ぎのはずでした。

しかし、過保護で家から出ることを許してくれないまるで人形扱いの両親や使用人に耐えかねて、頻繁に屋敷を抜け出して遊んでは捕まってを繰り返していました。

ちょっとやんちゃ(文字通りのやんちゃから深夜にしか言えないようなそういうことまで)が過ぎてしまった結果、半ば島流し的な雰囲気で、家主(真月)のいなくなった屋敷の管理を一人で任されてしまったようです。

まひろの両親は少し脅かせば言うことを聞くだろうと思った結果なのですが、本人にとってはかえって好都合だったようで、慌てた両親から頻繁に帰宅命令がきます。(もちろんすべて断っている。)また、その屋敷を初めて見てまわっている時に見つけたのが海月です。

幼少期は家を出られないこと以外基本は何一つ不自由なく暮らしてきたため、たまにお人よし過ぎる時があります。

教養もあり何でもそこそこ器用にできますが、これが特に得意!というものもあまりありません。

​また、(今も未成年ですが)子供の頃から視力が悪く裸眼では周りのものがぼやけて見えるので、裸眼だとものにぶつかりやすく、目つきが悪くなることを気にしているようです。普段は強めの度付きの眼鏡やコンタクトをしていますが、ガラスや水など透明なものを通すだけでも多少は見えるようになるようです。

黄琴まひろ12歳

お洋服はすべて母親に選んでもらっています。まひろの趣味ではありません。

あんまりお外に出してもらえないため、ぬいぐるみくらいしかお友達がいないようです。

両親に禁じられているため、屋敷の人間以外とはあまり話さないようにしているものの、

本当は人間のお友達とたくさんおしゃべりしたいようです。

黄琴まひろ2P

人形になりたかった黄琴まひろが自身を改造し続けた結果の成れの果ての姿です。

人間の体を無理やり人形に近づけて、もう人間とも人形とも言えない何かになってしまったため、体が負荷に耐えられず壊れてしまっています。

自分以外のものを「人形」「人間」「それ以外」でしか区別ができないようです。

海月や他の人形たちのことももう誰だか分かりません。

自分の体の限界を判断することができないため、前触れもなく突然倒れたりします。

​人間だった頃のクセがそのまま残っているため、たまに人間のような行動をとることもありますが、そこに本人の意思は無いことがほとんどです。

黄琴シュシェ

彼女は前の主人のお気に入りの人形でした。

彼はすでに亡くなっており、まひろがシュシェのことを頼まれて家族にむかえました。

まひろが「預かっている」と表現するので、シュシェは自分を「居候」と思っています。

...もっとも、まひろは前の主人とシュシェを尊重しているだけなのですが。

前の主人が幼い頃から色んな国を回っていたので案外物知りです。

老け顔だった彼が大好きだったシュシェは今も人間の顔の好みは老け顔気味。

海月や影とは友達になりたいと思っているものの空回りがちです。

昔体の一部が悪意で壊されてしまった過去があり、今のボディは少し新しいもの。

そのため関節が外れたりするとひどく怯えてしまいます。

口調「~かしら」「~ちょうだい」

​シュシェ・ポミエ

いたかもしれないシュシェのif、あるいはパラレル。

主人が亡くなった後も自分の意志で主人の家に住んでいて、たまに黄琴家に顔を出すようです。

口調:~だよ、~でしょ
一人称:僕
二人称:キミ、あなた、呼び捨て

リンゴの木という意味である”ポミエ”は主人の姓でした。
主人のことが大好きで、今でも自分はご主人様のものだと思っているようです。

昔は主人以外の人間は嫌いだった。主人を理解できず誹謗中傷する人間を見てきたのでそういった人が嫌いではありますが、主人や自分を大切にしてくれる人がいるのも知っているため、そういう人とは一緒にいたいと思っているようです。
女性には何もなくても優しくするものだと教わっているのでよくキザだったりあざとい言動をします。
今は主人の教えではなく自分の考えで暮らす練習をしているようです。

黄琴朽慈楽

量産型の人形の売れ残りでした。全く同じ見た目の人形が複数いるため、紛らわしくないようにとまひろが細部までカスタムしているため、髪の色や髪型、服などが頻繁に変わります。

まひろのことがかなりお気に入りな模様。純粋に彼(?)自身のことが好きなのか、単に「自分の主人」である人間が好きなのか。

黄琴クオ

名前の由来は「九尾」から。しかしクオは九尾の狐ではありません。故郷の親につけてもらった名前のようです。

化け狐としてはまだ幼い子供なのですが、おそらく黄琴では1番歳上。

時代の流れで住む場所がなくなり、親の負担を減らすため他の狐より早く独り立ちしたものの、路頭に迷い衰弱して黄琴の屋敷の庭で倒れているところを海月に見つかってから、まひろのナンp提案で「黄琴」を名乗り、一緒に暮らすようになりました。

屋敷にきた当初は人間年齢に近い少年の姿で暮らしていたのですが、まひろが鼻血を出して倒れるので青年の姿になったとか。

まひろが12歳くらいの頃に一度会ったことがあり、化け物たちの世界で迷子になっていたまひろがお化けを見てとても怖がっていたので、まひろが怖いと思ったものは見えなくなるように術をかけたようです。その反動でまひろの視力も落ちましたが、クオはその分自分が守ればいいと思っているようです。
まひろが自分のことを忘れているためそういう素振りは一切見せませんが、クオにとってのまひろはいまだに小さくて怖がりな子供のため、まひろに対して少し過保護なところがあり、まひろやほかの黄琴の近くに良くないものが寄ってこないよう見張っています。



黄琴エリカ
正式名称は「エリカドール=ミルククラウン」といいます。

人間の子供の皮膚で作られているため、自身の製造元であるフェデリコ=ミルククラウンが罪のない子供を殺して材料にしていると考えており、作られて間もなく工房から逃げ出し、行く当てもなくさまよっていたところを黄琴まひろに拾われたようです。

​自分の素材を知られれば捨てられると思い、人間に対していつも申し訳なさそうにしています。

​服の下はつぎはぎだらけなので、人前では素肌を晒したがらない傾向にあります。

フェデリコ=ミルククラウン

工房の所在など一切の情報が不明なものの、名前だけは確かに存在している個人、または団体です。ミルククラウン製の人形はそのどれもが人間の子供の皮を材料として使っており、高値で取引されています。
…というのが、世間で知られているフェデリコの情報ですが、実際は個人工房であり、人形はフェデリコが一人で制作しています。

元々、病気や事故で亡くなった孤児や戦争で亡くなった身元の分からない子供から皮膚を回収し、人形を作ることを専門にしている工房です。

人形に名前を付けることで、子供たちが確かにこの世界で生きていたという存在証明を残すことを目的としているようです。

エリカドールは幼くして亡くなったフェデリコの娘の皮を使用して作られた人形であり、できればエリカには帰ってきてほしいものの、「かわいい子には旅をさせよ」ということで特に追いかけるようなことはしていません。

弦木真琴

黄琴の屋敷の近くの街でひとりで住んでいます。

生活力がとことん無いため、たまにまひろや人形達が世話を焼きに行っているようです。
恋愛対象が人間ではなく楽器で、相棒のコントラバスが好きなのですが、経験上誰かにそれを話しても理解されないことを分かっているので、他人には当たり障りのない態度しかとらず、大抵のことは笑い飛ばして誤魔化しています。
愛想がいいようにふるまっているため、相手から一方的に友達だと思われがちですが、本人はなんとも思っていないことも多く、「大好きな相棒と音楽を続けられるなら、他の人間がどうなろうと知ったことではない」というような冷たい思考の持ち主でもあります。
人間は嫌いではないのですが、人間よりモノのほうが好きで、動く人形にも少しだけ優しいです。

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